はじめのマイオピニオン - my opinion -
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自民党の国力研究会について

 先週は自民党内で「国力研究会」という話題が持ちきりだった。高市総理が目指す政策を実現すべく、後押しをしていこうという趣旨である。また党内基盤の弱い総理の足元を固めて行こうという考えも含まれるようだ。

 自民党に所属し、高市総理のもとで選挙を闘い、国会議員に当選した立場であれば、その政権を支えていくことは当然の責務である。また党内でなかなか一致しない政策を真剣に議論し、一致点や妥協点を見出していく作業も惜しみなく行われ、党の結束を高めることも、しっかり取り組まなければならない。

 しかしながら今回の国力研究会では、高市総理シンパを形成することが強調され、入会したかしないかでレッテル貼りが行われたり、敵と味方を区別する道具に使われるとしたら、それは如何なものだろうか。入会した8割の議員を優遇して、入会しなかった議員を冷遇しては、自民党にとって良くないし、高市総理自身にとっても決してプラスにならないのではないか。

 自民党は数年前、政治資金の不透明さを指弾され、それまでの派閥政治と決別しするとして、麻生派を除く全ての派閥を解消した。今回の動きは新派閥結成とまではいかないが、新たなグルーピングであることは間違いない。ただそこに入るか入らないかで議員の評価が決まるのだとしたら、派閥解消の趣旨は蔑ろにされてしまう。

 私は以上のような理由で、今回の国力研究会には参加しないことにしたが、この会が自民党内の自由闊達な議論を抑制することがないように、心から望んでいる。

[ 2026.05.25 ]