今年も既に全国から桜の開花宣言が伝えられ、今週末からは満開の知らせも届いた。桜といっても遅咲き早咲き、八重など、600とも800とも言えるバラエティに富んだ品種があるが、この場合の桜はソメイヨシノという人気の品種を指す。
ソメイヨシノはエドヒガンという母親と、オオシマザクラという父親のもとに生まれた人口的な交配種のようで、一本の樹木から日本中、いや世界のあちこちに広がったというから驚きだ。
なぜ日本人はこれまで桜が好きなのか。一斉に咲きはじめ、美しい姿を誇るからかも知れない。花吹雪となって散っていく潔さかも知れない。いつ咲くのか、いつ咲くのかと、皆心待ちする雰囲気が、各地の「はウキウキした春にマッチするからかも知れない。
一方で開花のメカニズムも大変興味深い。以前、暖かいはずの鹿児島で開花宣言ができないというニュースを聞いたことがある。暖冬のために開花しなかったり、ダラダラ咲いたりするらしい。冬が適度に寒くないと、いわゆる「休眠打破」というメカニズムが働かないようだ。地球温暖化がさらに進むと、温暖な地域では綺麗な桜は見られなくなるかもしれない。
もう一つは「600℃の法則」である。あくまでも経験則だが、2月1日からその日の最高気温を足して行って、600℃に達する頃に開花するといわれている。各地の「標本木」によって実際は開花宣言が出されるが、その目安を提供すると思われる。
今イランとアメリカ・イスラエルの戦闘により、ホルムズ海峡が事実上閉鎖され、「油断」の状態が続いている。花見に浮かれる状況ではないかもしれない。花見をするなら夜ではなく昼間、マイカーではなく公共交通機関を利用して、石油消費を出来るだけ抑えて欲しい。