第98回全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園で、我が作新学院高校は、初の春夏連続優勝から54年目にして、念願の優勝を果たした。今井投手をはじめとする投手陣、山本キャプテンをはじめとする鉄壁の守備、そして入江選手をはじめとする強力な打撃陣、三拍子揃ったバランスの良いチームだった。
二つ目の勝因は、若き小針監督の鮮やかな采配がある。選手との絶対の信頼関係を築いた上で、打てない選手はどんどん交代させ、何点取っても全力でベースに飛び込ませるなど、「小針マジック」という異名をもらうほどだ。
そして三つ目は言うまでもなく、地元栃木県民や作新学院に関わる皆さんの応援に尽きる。特に県大会が7月10日にはじまってから、猛暑の中一ヶ月以上にわたって応援を続けてくれたことに、心からの感謝を申し上げたい。
優勝した選手たちには、この感動をしっかりと胸に刻むとともに、多くの人々のお陰でここまで来たこと。そして常に謙虚にしっかり歩んでいくことを、自覚してもらいたい。