はじめのマイオピニオン - my opinion -
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衆議院情報監視審査会の役割

 去る6月25日、私は衆議院情報監視審査会長として、令和8年度の審査報告を衆議院議長に提出した。同審査会の役割は、政府の各省庁が保有する特定秘密が、きちんと管理されているか、情報の漏れはないか、適格者以外のものが扱っていないかなど、外形的なチェックを常時行うことである。

 特定秘密は仮に漏れた場合は、国益を損なう、あるいは国際的信用を失うという、大変重要な情報である。これに加えて昨年からはサイバー対策、重要インフラやサプライチェーンの脆弱性など、いわゆる重要経済安保情報も加わることになった。メンバーは8人で、自民5、中道1、維新1、国民1という構成である。参議院にも同様の組織があるが、横の連絡は基本的にない。

 この国会では、特定秘密あるいは重要安保情報を保有している省庁から、それらの扱いについてのヒアリングを5、6回行った。会議室は非公表で電波のシールドがかかっており、携帯電話も保管される。特定秘密の内容そのものの議論ではないが、その数や取り扱いの現状なども秘匿性が高いため、厳重な対応が必要になる。会議を行うたびに会長としての責任感と緊張感を新たにしている。

 衆議院議長への報告書には同審査会の意見として、今後指定が急がれる重要安保情報の中には、特定秘密として扱うにふさわしいものが出てくる可能性、あるいはその逆の可能性がありうるため、両者の仕切りは柔軟にしておくべきこと。ある機関においては特定秘密の扱いに不備がしばしば発生しており、マニュアルに従った厳正な取り扱いをすべきことなどを盛り込んだ。

 同審査会は大変地味な作業を行っているが、国の根幹に関わる重要な役割を担っている。この国会での会長の役割は、来週予定される衆議院本会議での報告によって一段落するが、今後とも緊張感を持って職務を遂行するつもりでいる。

[ 2026.06.29 ]