令和5年、2023年の新年、明けましておめでとうございます。
雪国では記録的な豪雪で、お見舞いを申し上げますが、皆様には比較的穏やかな正月を迎えられたことと思います。
しかし政治状況は厳しく、岸田政権の立て直しと国民の信頼を回復して、少しでも明るい希望の持てる1年にして行かなければなりません。
2020年初から続いているコロナ禍ですが、1日も早く収束して日常生活を取り戻さなければなりません。ワクチンの公的負担や経営支援を続けながら、感染症2類から5類相当に切り替えるなど、柔軟なコロナ対策を目指します。
昨年夏以降問題となってきた旧統一教会の被害ですが、消費者契約法改正や不正寄付禁止法などにより、今年はさらに被害防止と被害者救済を徹底して参ります。
年末に急遽決められた防衛費の倍増と、増税を含む財源対策ですが、積み上げた議論になっていないため、数字が一人歩きしています。今年は丁寧な議論をすることによって、国民の理解を得なければなりません。
ロシアのウクライナ侵略はまだ出口が見えず、エネルギー供給の不安定や物価の高騰が国民生活を直撃しています。原発再稼働やリプレイス、物価対策や適切な金融政策を実行して、生活の安心と安定を求めて参ります。
私は昨今、世界の中の日本の価値の低下を懸念しています。2000年には世界第2位だった1人当たりGDPが、今や27位まで脱落しました。科学技術イノベーションの体力低下、ビジネスシーンでのDXの遅れなど、原因は幾つか挙げられます。
特に私は日本国民のチャレンジ精神の弱体化や、新しいモノやコトに臨む人間力の不足が、世界の中の日本の地位を下げていると危惧しています。このままでは、今の日本の豊かさを保つことは出来ません。
今年は少しでも日本の地位が上昇し、活力のある社会を築くために、全力を尽くして行くことを年頭に誓いました。
今年1年、皆様のご指導とご鞭撻を宜しくお願い致します。
令和5年元旦
衆議院議員 船田 元