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元政会 秋期勉強会
〜東京プリンスホテルにて〜

平成13年9月12日

はじめに
 皆様、こんばんは。昨晩(日本時間)、ニューヨークとワシントンで同時多発テロが、しかも大規模なテロが発生いたしました。対岸の火事ともいえない、世界的な影響がこれから大きくでてくるだろうという、気ぜわしい9月12日に、私ども元政会の定例勉強会においでいただき、あらためてお礼を申し上げます。
 今私は、再起を目指した活動を地元中心におこなっております。そのため、東京の様々な勉強会や会合にごぶさたしておりますが、地元で一生懸命頑張っているということで、ご理解いただければと思います。早いもので、落選から一年三ヶ月になりました。選挙は早いほうがよいと思っているのですが、解散の時期はもうちょっとのびると思っております。

解散の時期はいつ?
 小泉総理は、常に解散権を懐刀として、ずっと持っていようと思っているのではないか。そして、これからいよいよ臨時国会があり、来年度の予算編成があり、特殊法人の改革もありと、そういう中で、役所も自民党の中でも抵抗する。そういう勢力がてぐすねを引いて待っている状況であります。小泉総理、もちろん国民の人気がまだまだ高い状態で続いております。今度は写真集も出され、私はあまり見たくはないのですが(笑)、そういった人気の背景もございます。しかしながら、やはり、実際にプロを相手として、役所を相手として、今言ったような改革路線を突き進むためには、この抵抗勢力を黙らせることが必要です。それが、ある程度効くのは、特に自民党の中では「解散するぞ」「俺に抵抗するのであれば解散だ」ということで、脅かしの材料として解散権を使う。こういうことは、小泉総理でなくとも、当然考えることであります。小泉さんは、多分この臨時国会そして来年度の予算編成、場合によっては来年の通常国会でも、解散権をちらつかせながら国会の運営をしていくと思っております。ただ、早めに伝家の宝刀を抜いてしまうと、小泉さんが何を言っても恐ろしくないんだ、こんな空気が広まってしまいまして、なかなか言うことを聞かないという状況になります。ですから、小泉さんはできるだけ解散権を温存して、常にカードとして持ちながら、ここしばらく改革への動きを進めていこうと思っているのだろうと私も感じております。ですから、しばらくは浪人生活がもうちょっと続くかとは思います。

充電の日々
 この大事な時期、いろいろと地元を回っておりますと、バッチを付けているときにはなかなか聞けない話を聞かせてもらいます。もちろん、批判の言葉もありますし、また政治の中枢から離れていますから、話しやすいこともあるのでしょう。特に、経済がよくない状況ですから、現職の国会議員にはいえないけど、実際にこんなこともあるんだよという、非常に貴重な話を持ってきてくれる方がとても多いのです。ですから、私は今、本当に勉強になっております。充電という言葉がありますけども、充電以上のものを私は今どんどん吸収しております。ぜひ、力を蓄えて次の選挙で爆発させて、そして、選挙に当選する事が目的ではなく、当選した上で何をするかということについて構想を練り、皆様の前に提示してご指導いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 そして、もう一つ、地元で地道な活動を展開している中で、私の学校、作新学院大学でこの4月から授業を持つことになりました。一週間にひとコマということで、あまり過重ではありませんが、学生の前で話すのは結構大変です。準備も相当かかり、言葉をこなしながら話すため、自分自身も大変勉強になっております。経営学部のひとコマですが、実際は私の20年近くの、生きた政治の経験を語り草に、政治学を中心とした話をしております。その講義録を書き直したものが、今日皆様にお配りした『生きた政治学ノート』でございまして、ご参考にお配りしました。国会がどういうふうに動いているのか、国会議員と役所の関係はどうなっているのか、国会と業界の関係はどうなっているのかということについて、包括的に基礎的な知識を羅列をしたものですが、もし何かのご参考になればありがたいなと思っております。私はまた10月より、後期の講義をするつもりです。受講料は無料ですので(笑)、よろしければお聞きください。

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